今回は秋冬にぴったりの、オリエンタルでスパイシーなセクシー香水をご紹介します。
「私はここにいるわよ!」と強く主張する、存在感抜群の一本。心臓の弱い方にはおすすめしません(笑)
OBSESSION / Calvin Klein
オブセッション / カルバンクライン

1985年に発売されて以来、40年以上愛され続ける名香です。
琥珀色の液体からも想像できる通り、シュッとひと吹きした瞬間はシトラスとスパイスが前面に立ち、刺激的で鋭いエッジのある香りが広がります。とても濃厚でエキゾチックでスパイシー。
ドライダウンして香りが落ち着くと、甘くスパイシーでパウダリーなアンバーとお香の香りに。更に数時間後には、バニラ、ムスク、アンバーが優しく包み込むような香りに変化します。
香りのノートと特徴
オブセッションの香りは複雑で、多彩なノートが絶妙に混ざり合います。全体の印象はジンジャーブレッドスパイスケーキのようにまとまり、クリスマスの季節を思わせる温かみがあります。

スパイシーな香りが目立つ一方で、バニラとアンバーの甘さとのバランスは絶妙。まるで森の奥にある古代寺院にいるかのような落ち着きとエキゾチックさを楽しめます。
しかし、香りのノートのベースにいるこれ↓

何物!?(笑)
「シベット」とは、主にアジアやアフリカの熱帯林に生息しているジャコウネコ科の小型哺乳類だそう。これって本気で入れたのかしら?(笑)ちなみに実際には猫っぽい動物臭は特に感じられませんのでご安心をww
80年代の象徴「The 80s in a bottle」
オブセッションはしばしば「The 80s in a bottle」と称されます。80年代を知る人にとっては、少しヴィンテージ感の漂うシックでエレガントな香りは、控えめでセクシー、かつ強烈な存在感があります。成熟さと度胸があれば、素敵に着こなせる一本です。
1990年代に入りケイト・モスが広告塔となり、賛否両論で話題に。
香りだけでなく広告でも時代を象徴した香水です。


ユニセックスでも使える香り
For Women ということで、女性用として販売されていますが、ほとんどの女性向け香水がフェミニンさを前面に出し、人に好かれるような「いい子ちゃん」な香りなのに対し、オブセッションはその真逆を行きます。甘々ではなく、スパイシーでエキゾチックな香りは、男性にも好まれる香りです。
総合評価
| 持続性 | ★★★★★(8時間+) |
| 拡散力 | ★★★★★(かなりしっかり) |
| プチプラ度 | ★★★★★(100mlで3,000円台!) |
| ジェンダー | 女性☆☆★☆☆男性 |
| 香りの特徴 | オリエンタル、スパイシー、セクシー |
オブセッションは、少量のスプレーでも十分香りが広がるので、一本で長く楽しめ、持続力と香りの広がりも抜群です。8時間たってもしっかり主張してきます。コスパも抜群で、100mlサイズで4000円台と価格に対してのパフォーマンスも抜群。同じクオリティの香水と比べても非常にお得です。
こんな人におすすめ
- 個性的で存在感のある香水を探している方
- スパイシー&エキゾチックな香りが好きな方
- 秋冬に映える香水を探している方
- 甘すぎないユニセックス香水を試してみたい方
オブセッションは、嗅いだ瞬間から忘れられない、セクシーで魅惑的な香りの名作。かなり強烈なので、万人受けはしません。でもスパイシーでエキゾチックな香りが好きな人にはドンピシャの一本だと思います。まさに「オブセッション」。
秋冬のステートメント香水として、ぜひ試してみてください。
